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軽量・高強度の超薄肉溶接ステンレス波付管がい装ケーブル「KANZACC®-HX」を開発

2013年7月19日

古河電工グループの株式会社KANZACC(本社:大阪市、社長:石橋久和、以下当社)は、気密性・水密性に優れた軽量・高強度の超薄肉溶接ステンレス波付管がい装ケーブル「KANZACC®-HX」を開発しました。鼠害、鳥虫害対策の必要な屋外敷設等の信号用ケーブルに最適です。

従来は、波付ステンレスラミネートテープをケーブルに貼りあわせ、鼠害、鳥虫害からケーブルをまもり耐環境性を高める方法がとられてきました。しかし、貼りあわせ部が外れやすいことや、気密性・水密性が完全ではなくケーブルの信頼性に欠けるという問題がありました。

このたび当社が開発した「KANZACC®-HX」は、これらの問題点を一気に解消する優れたステンレス波付管がい装ケーブルです。ステンレス波付管は100〜200μmの超薄肉ステンレステープを使用し、接合部を連続的に溶接、波付けを行うことで、接合部が外れることなく、完全な気密性・水密性を得ています。また、従来品と同等もしくはそれ以下の軽量化を達成し、同時に低コスト化も実現できています。

当社は、通信、鉄道向けを中心に、2013年8月から代表サイズにてサンプル出荷を、下期から量産を開始します。この「KANZACC®-HX」は、月産200kmの製造能力があり、2014年度の売上高は1億円を見込んでいます。

特長

  1. 接合部は連続溶接であるため、完全な気密性・水密性があり、ケーブルの信頼性が大幅に向上しています。
  2. 接合部は連続溶接であるため外れることがなく、従来品にくらべ軽量、高強度かつ屈曲性に富んでおり、敷設工事が容易になっています。
  3. 従来品にくらべ、ステンレスのラミネート処理が不要なため、低コスト化を実現しています。
  4. コルゲート加工の大幅なコンパクト化が実現できたことで従来品と同等の外径寸法を得ています。

超薄肉溶接ステンレス波付管がい装ケーブル
超薄肉溶接ステンレス波付管がい装ケーブル

構造

ケーブルを連続的に溶接と波付加工を施したステンレスで覆い、 その上に防食層として樹脂被覆が施された構造です。

用途

鼠害、鳥虫害対策が必要な屋外敷設の鉄道用信号ケーブル、光・メタル通信ケーブルなど。

お問い合わせ

株式会社KANZACC インフラ部品部 TEL:0463-22-1988

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